東京都内にて、ご自宅などご希望の場所への出張トレーニングのほか、
港区(六本木、麻布十番、三田・赤羽橋)のフィットネスクラブで活動している、
パーソナルトレーナーの大瀧です。
ダイエットやボディメイクの為の食事法はたくさんありますが、
体重を落とすのなら、全体的な食事量は減らさないといけない場合がほとんどです。
ただ、無闇に食事量を減らしてしまうと、摂らなくてはいけない栄養すら摂れないということも。
必要な栄養が摂れないと、
- どんなに食事量を減らしても、体重が落ちない
- 体重は落ちたけど、身体のラインが引き締まらない
など、思うように身体づくりを進めることができません。
ですが、ある「コツ」を掴んでおくと必要な栄養を下回らずに食事を改善することができます!
今回は、必要な栄養をしっかり摂るために必要な「コツ」について、お話ししたいと思います。
今、どれくらい「栄養」が摂れているか分かりますか?
ちなみに、みなさんは普段の食事からどのくらい栄養が摂れていますか?
「たいだい糖質が◯gで、たんぱく質が◯gで、脂質が…」
と、答えられる方は、ごく少数だと思います。
答えられないとダメというわけではありませんが、カロリー計算をしてダイエットをするなら、
カロリーのある上記の3大栄養素の摂取量は、きちんと抑えておくと良いでしょう。
カロリーまでは計算していないけれど、日々の体重や体脂肪率の変動を確認しながら、
「腹8分目以上は食べない」など、自分なりの基準を設けている方も、
「何が多くて、何が不足しやすい」といった「傾向」くらいは、
日々の食事記録などから、把握しておくことをオススメします。
「物差し」を持ちましょう!
傾向は掴めても、感覚のみで食事をしていては、
必要な栄養に達すこともあれば、及ばないこともあるかもしれません。
そういったブレは「物差し」を持つことで、防ぐことができます!
その「物差し」とは、
『何に、どれくらい栄養が含まれているのかを知る』
ということです。
不足しやすい栄養の「たんぱく質」で例を挙げると、
身近なたんぱく源の納豆や豆腐に、どれくらいたんぱく質が含まれているか知っていますか?
詳細な栄養成分はこちらです!
納豆(1パック)
・炭水化物:6g
・脂質:5g
・たんぱく質:8g豆腐(1丁)
・炭水化物:6g
・脂質:9g
・たんぱく質:15g
「体重1kgあたり1g」というのが必要なたんぱく質量の目安なので、
体重50kgの方であれば、1日に50gのたんぱく質が必要です。
身近にある、もしくは食事記録の中でたんぱく源として多く用いている食品の、
上記のような栄養成分を1回調べておくと、貴重な物差しになります。
私もよくグーグル先生のお世話になり、
「これは、どれくらいたんぱく質が入っているんだろう?」という時は、すぐに調べます(笑)
「知っている・知らない」は大違い!
摂取する栄養に大きな偏りが出ないように、
栄養成分を知ることで「物差し」を持つことをオススメしましたが、
全ての食品を調べ、それをずっと鮮明に覚えておくことは現実的ではないかもしれません。
ただ、そういった最低限の知識を得ないで、
初めから感覚のみに頼って食事をしていると、栄養の偏りは避けられないと思います。
くまモンのデザイナーで有名な水野学さんは、
「センスは、感覚ではなく知識の集積である」と著書の中で仰っています。
食事に関しても同じことが言えて、食品の栄養を知るという「知識」を集めることで、
「食事のセンス」みたいなものが磨かれると思っています。
まず、今ご自分がよく口にしているものから、調べてみてはいかがでしょうか!