東京都内にて、ご自宅などご希望の場所への出張トレーニングのほか、
港区(六本木、麻布十番、三田・赤羽橋)のフィットネスクラブで活動している、
パーソナルトレーナーの大瀧です。
先日、断食(ファスティング)について、このような記事を書きました。
[kanren postid="2523"]食べなければ確かに痩せますが、断食やファスティングの本来の目的はそこではないので、
忘年会などの影響で食べ過ぎ飲み過ぎが続き、そのせいで増えた体重を落とす目的だけで
安易に断食はしないでください!といった内容です。
この記事をご覧になった方から、「効果的な活用法をもう少し詳しく教えて欲しい!」
と、コメントをいただきましたので、
私の考える本質的な断食の効果3つを、今回はお話ししたいと思います!
デトックス
デトックス、いわゆる「解毒」作用です。
食事にはかなり気を遣っています!という方でも、
食品添加物など、身体に必要のないものでもどうしても身体に入ってきてしまうもの。
それでも食べ続けていると、身体は入ってきた食べ物の「消化」活動に追われ、
要らないものの「排出」が追いつかないことがあり、それが体調不良の原因となる場合があります。
代表的なのがアルコール。
二日酔いのように、アルコールが残っていると身体が怠く重いですよね。
そこで食べるのを止めることで、要らないものの「排出」に集中することができるのです。
- 原因不明の体調不良
- 睡眠時間は短くないけど、最近スッキリ起きれない
- 急に最近、疲れやすくなった
などでお困りの方は、デトックス不足を疑っても良いかもしれません。
体質改善
内臓のコンディションは、基礎代謝など身体全体の機能に大きく左右します。
ちなみに、「基礎代謝 = 筋肉 」のイメージがありますが、
およそ7割強が内臓の機能に依存することが分かっています。
ずっと胃腸など内臓に仕事をさせ続けるのは、
パソコンが、ずーっと電源の入ったままだと動作が重くなるのと同じ。
食べることを止めなければ、胃腸が休まることはありません。
食事の時間や内容などが不規則な食生活をしている方であれば、なおさらです。
動作の重くなったパソコンも、
一度シャットダウンして休ませれば、回復することはよくありますよね。
私たちは生まれてからずっと食べ続け、
胃腸がシャットダウンするように、休息できる機会はほとんどの方が無かったと思います。
断食やファスティングで内臓に休息の機会を与えてあげることで、
代謝を向上させるなど、体質の改善が見込めます。
また、アレルギーなどの体質の改善にも断食(ファスティング)を用いることも。
欧米では、断食を治療の一環として行っている医療機関もあり、世界的にも注目されています。
医師との相談のうえで行うことをお勧めします。
食生活の変わるタイミング
人間は、大きな変化には非常に弱いです。
その為、恒常性(ホメオスタシス)のように、身体を一定に保とうとする機能があるくらいです。
食事(食生活)も同様。
急に食べるものが変わると、それが内臓の疲労などストレスになってしまうことさえあるのです。
その為、大きな食生活の変化がある場合には、
その変わる間に、断食やファスティングを用いることも効果的です。
例えば、
- 低糖質や高たんぱくな食事に切り替え、ダイエットを始めようとしている時
- バカンスや長期出張で食生活が乱れ、帰国後などのタイミングで通常の食生活に戻す時
などで、断食やファスティングを取り入れるのはオススメ。
何の準備もなく、いきなり他の部署やセクションの仕事を丸投げで任されたら、
皆さんならテンパりませんか?(笑)
私も、上の2つの場合などクライアントに薦めるケースは、実際にあります。
断食やファスティングをやろうとお考えの方は、これまでの記事も参考にしていただき、
断食やファスティングで、体重が減るという目先の効果だけにとらわれず、
その先にあるベネフィット(利益)を見据えて、ご自分のライフスタイルに取り入れてみてください!