
東京都内にて、ご自宅などご希望の場所への出張トレーニングのほか、
港区(六本木〜赤坂・麻布十番〜三田 赤羽橋)のフィットネスクラブで活動している、
パーソナルトレーナーの大瀧です。
先日、クライアントからこのような質問をいただきました。
「これからどんどん暑くなるけど、その分、痩せやすくなりますよね?」
これは半分は正解で、半分は不正解です。
もし、「暑くなるから代謝が上がって、みるみる痩せてくる!」と思っているなら、
大間違いです!
勝手に代謝が上がって、勝手に痩せてくれると思っていたら、痛い目にあいますよ…?
今回は、暑くなるから痩せやすい理由と、そうではない理由について、お話ししたいと思います!
暑いからといって、基礎代謝が上がっているわけではありません!
暑くなると、何もしてなくても汗がダラダラと垂れてきて、
人によってはこれを「代謝が上がってる…!」と感じるかもしれません。
「代謝が上がる」と聞くと、「基礎代謝」が上がっているとイメージされるかもしれません。
ですが、夏はさほど基礎代謝は上がりません!
これを聞くとビックリされる方が多いのですが、
基礎代謝とは、身体のあらゆる状態をある一定のところで保持するための手段の1つ。
冬は寒いので体温を上げようとしなければ、体温は下がる一方なので、
結果的に基礎代謝は上がりますが、夏は暑いのでその必要はありません。
何もしなくても汗をダラダラとかくのは、
上がりすぎた体温を下げようとしているに過ぎないんですよね…。
ですので、汗をかきやすくなっただけで、
代謝が上がる→痩せやすい、というのは間違いなのです。
上がるのは、活動代謝!
代謝にも種類があり、前述した基礎代謝の他に「活動代謝」というものがあります。
これは、身体を動かした時に消費するエネルギーのこと。
なにも運動(トレーニング)した時だけでなく、
仕事や家事などで身体を動かした時に消費するエネルギーも、活動代謝に当てはまります。
実は、夏に上がる代謝とは、この「活動代謝」のこと!
まったく同じ活動をしたとしても、暑い時期のほうがエネルギーを余計に消耗します。
結果的に、それだけエネルギーを消費できるので、これは身体づくりに有効活用できるのです!
暑かろうが寒かろうが、基本ときちんと向き合いましょう!
ここまでのお話しで、暑くても勝手に代謝が上がって勝手に痩せてくれるわけではない、
ということは、お分かりいただけたかと思います。
夏でも、あまり身体を動かさず不要に食べ過ぎれば、その分だけきちんと太ります(汗)
暑くなってくると、せっかく身体を動かした時の消費エネルギーが多く稼ぐことができるので、
どれだけ身体を動かすことを習慣にできるか、といったことが大切です。
でもこれは、暑い時期に限ったことではないですよね。
暑い時期だろうが、寒い時期だろうが、本質や基本的なことに変わりはないのです。
悩みを解決してくれる再現性の高い方法というのは、いつも決まってごく基本的なもの。
「この夏こそは!」と意気込んでいる方は、暑い時期のメリットを最大限活かせるように、
身体を動かす習慣が適正か?もう一度見直してみてください!
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