東京都内にて、ご自宅などご希望の場所への出張トレーニングのほか、
港区(六本木、麻布十番、三田・赤羽橋)のフィットネスクラブで活動している、
パーソナルトレーナーの大瀧です。
みなさんは、ダイエットに適している食べ物というと、どのようなものを思い浮かべますか??
- 鳥のささ身
- サラダ(野菜)
- こんにゃく 等など…。
様々なものが浮かぶかと思いますが、
共通項として「低脂質」なものが挙げられるのではないでしょうか。
低脂質、要は脂肪分が少ないものがダイエットに適しているという認識かもしませんが、
私はクライアントに指導させて頂く際、脂質もきちんと摂って頂くようにお伝えしています。
「ダイエット中なのに、油を摂って良いんですか…?」と、心配そうによく聞かれるのですが、
今回は、ダイエット中でも油がなぜ必要なのか?について、お話ししたいと思います!
身体にとって必要だから、3大栄養素
みなさんご存知かと思いますが、
脂質は炭水化物・たんぱく質らと並んで3大栄養素に含まれています。
この3大栄養素にビタミンとミネラルが加わると5大栄養素となるわけですが、
それだけ身体にとって重要な栄養だから、脂質も3大栄養素として捉えられているのです。
3大栄養素のうち、脂質は1g当たり9kcal、他の炭水化物・たんぱく質は1g当たり4kcalなので、
このカロリーの観点から、ダイエット中の方は脂質を避けがちかもしれません。
実は、脂質よりも炭水化物を摂りすぎたほうが、早く中性脂肪として身体に蓄積されてしまうので、
炭水化物のほうが太りやすいという事実は、あまり知られていないかもしれません。
これには、炭水化物と脂質の消化・分解の過程に違いがあるからなのですが、
炭水化物のように、「必要な量はきちんと摂取する」これは脂質にとっても通じることなのです。
油(脂質)には、こんな働きが
身体の中で脂質は、中性脂肪としてだけでなく
有名なところでは、コレステロールとしても蓄積されています。
それぞれに重要な役割があるから、このように色々な形で身体の中に存在しているのですが、主に、
- 細胞の材料
- ホルモンの材料
- 解毒作用の際の材料
- エネルギー源
- 保温作用
- 内臓などを外からの衝撃から守る
ザッと挙げただけで、これだけ脂質には仕事があります。
特に、細胞やホルモンの材料になるなど、生きていく上で無くてはならないものの資源として使用されるので、必要な量を摂取できていないと、体調面など様々な弊害が生じます。
弊害が起きている上で更に脂肪を身体から減らしてしまうのは、大変リスキーなことなので、
いくらダイエットに必要なアクションを起こしても、体脂肪が減らないという現象にも繋がりかねません。
身体は、生きていくために優先順位の高い事象を優先します。
筋肉はなかなか付かない(増えない)のに、脂肪は付きやすい…というのも、
生きていく上で、筋肉よりも脂肪のほうが優先順位が高い、ということの表れですね。。。
摂らないほうが良い油(脂)があることも事実です
炭水化物と一口に言っても、お米や果物、砂糖などの様々な種類があるように、
脂質にも様々な種類が存在します。
こちらがその一覧です。
分かりやすく「◎・◯・✕」などで印が付いていますが、
これは継続摂取によって健康被害が報告されいるというもので、「✕」はダイエットに向かないということを直接示しているわけではありません。
間に事象は多数存在しますが、「✕」は身体にとって不自然な脂質(油)のため、
身体本来の機能を低下させ、結果的にダイエットにブレーキをかけてしまうことは考えられます。
例えば、菓子パンを毎日食べることがルーティンになっている…というのは、
トランス脂肪酸を継続摂取していることになるので、止めたほうがいいですね。汗
ダイエット中でも食事の基本は、
「必要なものはきちんと摂って、不要なものをなるべく排除していく」ということ。
これは脂質(油)でも同じなので、◎や◯の脂質を中心に料理の過程で使用する分には
ダイエット中であっても全く問題ありませんので、安心して使用してください!
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