
東京都内にて、ご自宅などへの出張トレーニングのほか、
港区(六本木、三田・赤羽橋)のフィットネスクラブで活動している、
パーソナルトレーナーの大瀧です。
先日、クライントからトレーニング中に、
「糖質って、摂るならやっぱり運動の後ですか?」
と、ご質問を頂きました。
特にダイエットや減量に取り組んでいるのなら、
糖質とはうまく付き合っていきたいものですよね。
糖質を摂取するタイミングは、
その種類によって適切なタイミングは違います!
その根拠を、簡単にまとめてみたいと思います!
糖質とは??
「糖質」と聞くと甘いスイーツを思い浮かべる方が多いかと思いますが、
「糖質」と「炭水化物」はほぼ同義語なので、
お米やパン、麺なども「糖質」に分類されますし、果物も含まれます。
タイミングを図るのは、GI値!
「GI値」(グリセミック指数)を聞いたことがあるでしょうか?
「GI値」とは、その食品や食材を摂取した後の、
血糖値の上昇具合を指数で表したものです。
GI値の一覧表は、コチラです!
GI値が高いほど、血糖値の上昇は早く、
低いほど、緩やかに血糖値は上昇します。
混同している方が多いのですが、
「GI値」と「カロリー」は比例していないので、
GI値が高いから、カロリーが高いということはありません。
低GI値食は、ダイエットに有効!
「GI値」は低いということは、血糖値の上昇は緩やか。
その為、血糖値を下げるホルモン、インスリンの分泌も緩やかになります。
インスリンが分泌されると、
摂取したエネルギーが脂肪として蓄えられやすくなり、
また、必要以上の食欲を招く場合もあることから、
「GI値」の低い食品を選んで食べることは、
ダイエットにおいて、非常な有効な手段だといえます。
その為、運動前後などに限らず、
ダイエットや減量を目的とするならば、
定常的に「GI値」の低い食品をオススメします!
運動前なら、「低GI」!
運動の1〜5時間前ほどなら、GI値の低い食品をオススメします。
GI値が低ければインスリンの分泌も抑えられ、
血中に糖質が残るため、それをエネルギー源として運動できることから、
特に長時間の運動においては、スタミナが長持ちするでしょう。
低GI値食は、上に挙げたダイエットだけでなく、
生活習慣病の予防、改善などにおける「食事療法」としても広く活用されています。
運動直前、運動中は、「高GI」!
「GI値」が高いということは、
素早く吸収され、エネルギー源としてスムーズに活用される特性があります。
その為、運動の15〜30分前や運動中の摂取に適しています。
私は学生時代、サッカー部に属していましたが、
練習前や、試合のハーフタイムなどにバナナを食べた記憶があります…!
その他に、
風邪などを引いて体調を崩している際や、幼児期などにも適していると言われています。
今回ご紹介させていただいた「Gi値」も、あくまで1つの指標です。
大事なことは、「目的」があって初めて「手段」が決まります。
「目的」があって、「手段」が決められない方へ、
何かヒントになれれば、嬉しいです!