コレステロールに「悪玉」はあっても、「悪者」はいません!

東京都内にて、ご自宅などご希望の場所への出張トレーニングのほか、
港区(六本木、麻布十番、三田・赤羽橋)のフィットネスクラブで活動している、
パーソナルトレーナーの大瀧です。

先日、このようなブログを書かせていただきました。

コレステロール値を気にして、卵を避ける必要はありません!

2017.03.20

コレステロール値を上げてしまうから、卵は食べないほうがいい!と、
過剰な反応を示す必要はなく、適量は食べたほうが健康レベルが向上しますよ!

というお話しをさせていただきました。

「えっ、そうなの?」という反応をたくさんいただき、
卵大好きトレーナー(笑)としては、これはもっと発信しないといけないなと感じました。

卵だけでなくコレステロールに対しても、ちょっと極端な認識を皆さんお持ちかもしれません。

例えば「悪玉コレステロール」について。

先ほどご紹介した先日のブログでも少し触れたのですが、
その構造や役割によって名前が決まっているだけで、決して「悪者」ではないのです!

名前からして悪さしかしないようなイメージを持ってしまいますよね…。

ですが、必要があって悪玉コレステロールの値が上がる場合もありますので、
無闇に値を下げようとすると、かえって身体へ悪影響を及ぼしてしまうこともあるんです。

今回は、なぜ悪玉コレステロールが悪者ではないのか、お話ししたいと思います!

HDLコレステロールと、LDLコレステロール

コレステロールには、「善玉」と「悪玉」2つの呼び名がありますが、

  • 善玉コレステロール:HDLコレステロール
  • 悪玉コレステロール:LDLコレステロール

こちらが正式な名称となり、聞いたことはあるという方も少なくないと思います。

これは、コレステロールに2種類あるというわけではなく、
実は、その構造と役割にとって呼び名が違っているだけなのです。

構造

コレステロールとは、体内に存在する脂質の一種。

要は「油」ですので、血液(水分)中を自由に移動することが出来ないので、
「リポ蛋白」というたんぱく質に乗ることによって、隅々まで移動できるようにしています。

リポ蛋白とコレステロールを比較し、

リポ蛋白の比重の方が大きいコレステロールを「HDLコレステロール」と呼び、
リポ蛋白の比重の方が少ないコレステロールのことを「LDLコレステロール」と呼んでいます。

よって、LDLコレステロールのほうが、コレステロールを多く積載し、
HDLコレステロールのほうが、積載しているコレステロールは少ないということになります。

役割

構造以外に、その役割や働きにも違いがあります。

簡単にお話しすると、

HDLコレステロールは余ったコレステロールを回収し、肝臓へ運ぶ働きがあり、
LDLコレステロールは、身体の隅々までコレステロールを運ぶ働きがあります。

回収役と運搬役に分かれているイメージですね。

HDLはコレステロールを回収する必要があるので、
コレステロールはあまり多くは積載していないため、リポ蛋白の比重が大きく、

LDLはコレステロールを各組織へ送り届けなくてはならないため、
コレステロールを多く積載しており、リポ蛋白の比重が軽くなるというわけです。

身体の中で悪さをするから、悪玉コレステロールというわけではありません。

 

コレステロールを運搬する際に起こるエラーが問題

では、なぜLDLコレステロールを悪玉コレステロールと呼ぶようになったかというと、
コレステロールが身体にとって悪影響となる仕組みが関係しています。

こちらは冒頭にも載せております、先日のブログでもお話ししていますが、

コレステロールが身体の各組織へ送り届けられる際に、血管の壁に付着してしまう可能性があり、
それが動脈硬化を引き起こし、結果的に重大な疾病に繋がることが分かっています。

その為、運搬役のLDLコレステロールがその一因を担っていると考えられ「悪玉」と、
回収役はそれらのリスクを軽減すると捉えられ、「善玉」と呼ばれるようになりました。

確かにLDLコレステロール値が向上することは、リスクの一因にはなり得ますが、
それだけでリスクを引き起こすには不十分と考えられています。

問題なのは、体内でコレステロールが酸化すること。

体内の活性酸素と結びついてしまうと、先ほどお話ししたような悪さをしてしまうのです。

ということは、LDLコレステロール値を下げるだけではリスクを回避することも不十分。

コレステロールによる身体へのリスクが気になる方は、
酸化を防ぐこと、身体の抗酸化力を高めることにも着目することをオススメします。

 

悪玉コレステロールが必要な時もあるんです!

そもそもコレステロールには、

身体を作っている各細胞の膜を構成したり、ホルモンの材料になったりなど、
生きていくうえで大切な働きがあります。

偏った食生活などによって、悪玉を中心にコレステロール値が上がってしまうこともありますが、
それだけではありません。

細胞が壊れてしまったので修復したい時や、
身体のコンディションを一定に保つためにホルモンを作らなくてはいけない時など、

必要があって、コレステロール値が上がることもあるんです。

特に、コレステロールの運搬役であるLDLコレステロールは欠かせません。

例えば、激しい運動の後や、
ストレス等によって自律神経の乱れなどが見られる時などがそれに当たります。

身体が必要があって求めている時に無闇にコレステロール値を下げようとすると、
細胞膜もホルモンも作ることができないので、

体調含め身体のコンディションを一定にすることは難しくなってしまいます。

決して悪玉(LDL)コレステロールは悪者ではなく、身体にとって必要なものでもあるので、
抗酸化対策だけきちんと行い、過剰な反応は禁物です!

生活習慣病などのリスクを抱えていて、専門の医師から指導を受けている方は、
その指導に従うようにしてください。

 

 

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