ダイエット時、炭水化物(糖質)を抜くべきか?

東京で活動しているパーソナルトレーナーの大瀧です。

「炭水化物(糖質)制限」に関しては、クライアントの方を始め非常に多く質問されます。
メディアでも頻繁に取り上げられているワードですね。

食べ過ぎてしまったり、あまり運動できていなかったり、という理由で、
定期的に炭水化物を減らしている方も多いと思いますし、
体重を落とす為に全く炭水化物を摂らないなど、極端な制限をされている方も見受けられます。

炭水化物を抜くとはどういうことなのか?
身体の中でどういうことが起こっているのか?
あまり知らずに安易に制限している方も多いのではないでしょうか。

簡単ではありますが、
そのメカニズムと、私なりの考え方をまとめてみたいと思います。

 

なぜ炭水化物(糖質)を抜くと、体重は落ちるのか?

炭水化物(糖質)は基本、
摂取すると、必ず自分より多くの「水分」と同居し、体内では存在しています。

この炭水化物(糖質)は身体を動かすうえでのエネルギー源として使われるため、
摂取しなければ、もちろん体内の炭水化物(糖質)量は減る一方ですし、
それ以上の「水分」も消失することになります。

体重が落ちると「脂肪(体脂肪)が減った!」と思われている方は多いかもしれませんが、
実は、減っている中身は、体内の「糖質」と「水分」なのです。

また、炭水化物(糖質)を摂らないと、上昇した血糖値を標準まで落とそうとするホルモン
「インシュリン」の分泌を抑えることが出来ます。

この「インシュリン」には分泌時に、体内に脂肪を蓄えようとする働きがあるため、
分泌を抑えれば、脂肪の蓄積を抑制でき太りづらい体質を得られるという側面も、
炭水化物抜きダイエットが流行した一端を担っているでしょう。

 

ずっと抜き続けないと、必ずリバウンドします!

上記のメカニズムで体重は確かに落ちますが、
また摂取を再開すれば、「糖質」も「水分」もまた体内に戻ってきますので、

体重はまた元に戻ってしまいます。いわゆる「リバウンド」です。

減った分だけリバウンドするならまだしも、
炭水化物をまったく摂取しないことから代謝の低下を招き、
結果、減った分以上にリバウンドしてしまうこともあるでしょう。

まったく炭水化物を摂らないで体重を落とした場合は、
一生、炭水化物を抜き続けないと、落とした体重を維持することは出来ないということになります。

これは現実的ではありませんし、決して健康的ではありません。。。

 

炭水化物を抜く(減らす)ことが有効なケース

以上のことからダイエットの本質は突いていないと考え、
指導時にお勧めすることはほぼありませんが、
場合によっては、炭水化物抜きを活用できるケースがあるのではないかとも考えています。
必ず用いるというわけではありません。)

① 糖尿病など疾病(リスク)を抱えている場合。
治療の一つとして、炭水化物を抜くことは広く活用されています。

② 結婚式など特定の日に標準を合わせたダイエットの場合。
結婚式を控えた花嫁の方や、計量などがあるスポーツ(格闘技やボディビルなど)選手などには、
リバウンドのリスクを理解して頂いたうえで、実施することがあります。

③ 過体重の方のダイエット初期の場合。
極端ではありますが、
体重が3桁を超えているなど体格から判断しても明らかに大きく標準体重を上回っている方に、
初期段階として炭水化物を抜く場合があります。
ただ、この初期に炭水化物を抜いたとしても、体重が減少する傾向になったら、
量やタイミングなどを見計らいながら、徐々に適量の炭水化物の摂取を推奨しています。

 

むやみに「制限」するのではなく、「改善」を目指しましょう!

私が考える最も大事なことは、「ご自分の適量を知る」ということです。

炭水化物(糖質)も三大栄養素に挙げられるほど大事な栄養素ですので、
まったく摂取しないというのは、やはり推奨できません。

ですが、現在の体重が多く、その原因に「食べ過ぎ」が挙げられるならば、
食べる「」は改善しなくてはならないので、自ずと炭水化物の摂取も減らすことになるでしょう。

今、どれくらい食べてしまっているのか?
自分の「適量」とはどの程度なのか?
「適量」にする為には、どのくらい減らせば良いのか?

ここを理解し行動することが、我慢に我慢を重ねる「制限」ではなく、
これから一生続けることも可能な「改善」への第一歩だと思います。

 

今回は「」の観点から炭水化物を抜いたり減らしたりすることを考えてみましたが、
ダイエットだけでなく、健康面から考えても摂取を控えたい炭水化物の「種類」も存在します。

炭水化物に限ったことではないですが、
このように「種類」や、摂取する「タイミング」の観点から見直してみると、
ストレスなく食生活を自然と改善できることでしょう。

また別の機会に、これらの観点での考え方をシェアさせて頂きます!

 

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